BUMP OF CHICKEN の哲学を知りたくて…

BUMPの歌詞には哲学があるような…?そう思い、歌詞解釈を始めました。

(please) forgive

(please) forgive  BUMP OF CHICKEN
http://youtu.be/pt8x_hULy5s
 
歌詞は

この曲は、心の中の「私」から、心の外にいる「あなた(自分)」へ贈った曲。

「私」が、夢があるのにその気持ちをごまかして日常を生きている「あなた」に語りかける。
優しく、厳しく疑問を投げかけながら…


♪どこまでごまかすの?
誰に許されたいの?
頭はきっと嘘をつく♪

耳が痛いです。
私自身も、ごまかしている事が沢山あります。
変化が怖いだけなんですよね。
自由って、すごく孤独ですよね…
それも怖いんです。

♪ただ怖いだけなんだ
不自由じゃなくなるのが
守られていた事を
思い知らされるのが♪

まさにその通り。
藤くんは、どれだけ厳しく自分の心を見つめ続けてきたんでしょう…
本当にすごい歌詞だと、いつも思います。

気になるのはこの曲名 (please) forgive。

forgive=許す

・どうか許して
・許す

曲中の、「誰に許されたいの?」
に掛かるのかな…?

「どうか許して欲しい自分」と、その甘さを「許す自分」。
この曲は、その二人の対話なのかもしれないですね…
うーん難しい(汗)


↓以下解釈です。
(心の中の私の言葉に「    」を付け、心の外の自分の言葉には『    』を付けました)


「あなたを乗せた飛行機が、あなたの夢が叶うところまで、どうかあまり揺れないで、無事に到着しますように…」

『最近は取り立てて元気も無い。
でもそれが日常と言うもので、不満もない。
生活は安定しているから、変化も求めていない。
理想と現実の違いも理解している。』

「いつまでそうやってごまかし続けるの?
ごまかし続けるこの生活に、終わりはあるの?
頭はそうやって、ずっと忙しくごまかし続けているけれど…
心はずっと前から、もうずっと絶え間なく、叫んでいるでしょう?
(心の中にいる)私を叫んでいるでしょう?」

『たとえ、こうやって耳を塞いでも、自分の心の内側から聞こえてしまうんだ。
僕はただ怖いだけなんだ。
今の不自由な生活から飛び出すことが…
この不自由な日常に、自分が守られていることを思い知らされるのが、怖いだけなんだ。』


『全てを自分で選んできた結果が今の生活なのに、誰かに決められたことだと思いたい。
(いろんな理由があって、仕方なかったと思いたい。)
自分でまだ一歩も踏み出していないのに、自分がどこまできたのかさえも怪しい。』

「あなたを乗せた飛行機が、私がついていけない場所まで…
(あなたは泣いてしまうかもしれないけど)せめて空だけは泣かないで、優しく晴れてあなたを包んでくれますように…」

「どこまでそうやって自分をごまかすの?
誰に許されたいの?
(そうやって全部自分じゃない誰かのせいにしていくの?)
頭はきっと、ずっとそうやって嘘をつくから。」

『心は、遠くの夢をずっとずっと近くに見ていて…
目を閉じたときに、瞼の裏側にそれを映してしまうんだ。
そしてまた憧れちゃうんだ。
恐いくらいの自由と闘いながら、夢を追う日々を…
性懲りもなく、何度も描いてしまうんだ。』

「求めない…重ねない…望まない…筈がない。
あなたは生きているから。
生きているなら。」

『自分で全てを選んでいくと決めたなら、それは残酷なほど自由だ。
そして、それは逃げようのない事実なんだ』

「自由が怖くて震えるその手で、その足で、自分自身で、全てを決めるんだ。
あなたの心は絶え間なくずっと叫んでいて、ずっとあなたの心を見ていた。
そして、それを続けたその心で、あなたは全てを選ぶんだ。」

『あなたを乗せた飛行機が、私の行きたい場所まで…』

「あなたを乗せた飛行機が、私の行きたい場所まで…」