BUMP OF CHICKEN の哲学を知りたくて…

BUMPの歌詞には哲学があるような…?そう思い、歌詞解釈を始めました。

メーデー

メーデー  BUMP OF CHICKEN

http://youtu.be/IjxzZyAN7Lc
 
歌詞は
 
 
この曲は、私の一番大切な曲です。
最近になって、ようやくこの曲の優しさが分かってきましたが…(汗)
 
BUMPの曲は、自分がもう一人の自分に話しかけるような曲が多いような気がするけど、メーデーは第三者が入ってきて、その人がもう一人の君を探しに行くんですよね♪
 
これはもう、完全にラブソングじゃないですか?!
しかも、とっても優しくてロマンチックで素敵ですよね…
 
心を水たまりと表現したり、心の叫びを救難信号と例えたり…
藤くんの表現力に本当に脱帽します。
 
素敵な曲を、本当にありがとう…
 
 
↓以下解釈です。
 
君が心の奥に閉じ込めた「もう一人の君」の沈黙が聴こえた。
僕は君の目の前にいたけど、その音は心の奥の奥の方、ずっとずっと遠いところから聴こえたんだ。
 
その声の発信源を探したら辿り着いた、君が流した涙でできた水たまり。
この水たまりが、君の心の痛みの大きさなのだとしたら、
どのくらい深く大きいものなのかを、僕に計り知ることは出来ないけれど…
(この部分2016年9月29日に修正しました)
 
君の心の奥から呼ばれたのが、僕でも僕じゃないとしても…
そんな事はどうでも良いことだろう。
一番大切なことは、君の心が救難信号を発信しているという事実だ。
 
僕の息は持つだろうか?
君の心の奥の、深い水たまりの底に着くまで。
君が心の奥に閉じ込めた君を、僕が見つけ出すまで潜るつもりさ。
 
その苦しさと比例して、僕はもう一人の君と近づける。
再び呼吸するときは君と一緒だよ。
 
僕も君と同じように、心の奥に居る「もう一人の僕」の沈黙を聞かれてしまった。
君も僕と同じように飛び込んでくれるかい?
 
口付けを預け合おう。
そしてその口付けを無くさないで、心の底まで持って行こう。
心の奥に閉じ込められた、もう一人の君へ、僕が代わりに届けるよ。
 
誰もが違う人間で他人同士だから、分かりあうことなんて出来なくて…
でも、だからこそ、ひとりぼっちの寂しさを知ったと同時に、二人で居れることの温かさに気付けるんだ。
(この部分2016年9月29日に修正しました)
 
僕に勇気はあるだろうか?
一度君の心に潜ったら、君が隠した痛みを一つ残らず僕は知ってしまうよ。
お互いを傷つける代わりに、二人で同じだけ傷つこう。
分かち合えない痛みだとしても、二人分あればいい。
 
怖いのさ。僕も君も。
本当の自分を見るのも、見せるのも。
或いは他の誰かを覗くのも。
でも精一杯送っていた、心の奥底に居る自分からの祈るようなメーデー(救難信号)
 
響く救難信号。深い心の片隅。
「こんなところにいたの?側においで。逃げなくていいよ。」
 
僕が触れたもう一人の君に口付けを届けるよ。
 
「外にいる君から、僕が預かってきたんだよ。」
 
「君に勇気はある?
一度僕と手を繋いだら、そのまま離さないで外まで連れて行くよ。信じていいよ。
 
息は持つかな?明るく眩しい心の外に着くまで。
再び呼吸するときは、君と一緒だね。」